ひまわりの、その先へ
- mieasystem
- 4 時間前
- 読了時間: 3分

夏のまんのう町を彩る、ひまわり畑。
毎年見ている町民の方にとっては、おなじみの風景かもしれません。
台湾・屏東大学の学生たちも、この日まずはひまわり畑へ。
一面に広がる花を楽しんだあと、向かったのは、ひまわりの種から油をつくる施設、「サンフラワーまんのう」です。
花が咲いたあと、このひまわりはどうなるのか。
学生たちは、畑から一本の「ひまわりオイル」ができるまでをたどりました。

あの景色ができるまで
今では夏の風景として親しまれている、まんのう町のひまわり。
その栽培が広がった背景には、地域を元気にしたいという思いがあったそうです。
そして、一面のひまわり畑をつくるまでには、思っている以上に人の手がかかっています。
種をまいたら、鳥に食べられないように守る。
芽がいくつも出れば、元気な一本を残して間引く。
除草剤を使わないため、草が伸びれば取り除く。
学生たちが見た黄色い景色の向こうには、花が咲くまで育ててきた農家の皆さんの仕事があります。

一つの花に、種はいくつ?
説明の途中では、実際にひまわりから採れた種を見せてもらいました。
ここで学生たちにクイズです。
「一つのひまわりから、種はいくつ採れるでしょう?」
見せてもらった一つの花から採れた種を、実際に数えてみたところ――**1,555個**あったそうです。
花が終わると、たくさんの種をつけるひまわり。
その種を収穫して乾燥させ、ごみなどを取り除き、今度はオイルづくりへと進みます。
種から、金色のオイルへ
施設では、ひまわりの種がオイルになるまでの工程を見学しました。
種を焙煎すると、香ばしいナッツのような香りが生まれます。
そこから油を搾り、濾過などの工程を重ねていくと、きれいな金色のひまわりオイルに。
最後の瓶詰めも、人の手で行われています。
畑で咲いていたひまわりが、種になり、油になる。
畑と工場の両方を見たことで、学生たちにもそのつながりがよく伝わったようです。


搾ったあとも、まだ続く
さらに興味深いのは、油を搾ったあとのこと。
残った搾りかすも捨てるのではなく、家畜の飼料や、畑の肥料などとして活用されています。
花を楽しむ。
種を収穫する。
油をつくる。
そして、搾ったあとも生かしていく。
ひまわりは、咲いて終わりではありません。
一方で、栽培する農家の高齢化や、鳥による種の食害など、ひまわりづくりを続けていく難しさも教えてもらいました。
夏になると何気なく眺めている、まんのう町のひまわり畑。
その先をたどってみると、そこには、地域で育て、つくり、次へつないでいく人たちの仕事がありました。




コメント