ひまわりの「その先」へ
更新日:6 日前

夏のまんのう町を彩る、ひまわり畑。
毎年見ている町民の方にとっては、おなじみの風景かもしれません。
台湾・屏東大学の学生たちも、この日まずはひまわり畑へ。
一面に広がる花を楽しんだあと、向かったのは、ひまわりの種から油をつくる施設、「サンフラワーまんのう」です。
花が咲いたあと、このひまわりはどうなるのか。
学生たちは、畑から一本の「ひまわりオイル」ができるまでをたどりました。

あの景色ができるまで
今では夏の風景として親しまれている、まんのう町のひまわり。
その栽培が広がった背景には、地域を元気にしたいという思いがあったそうです。
そして、一面のひまわり畑をつくるまでには、思っている以上に人の手がかかっています。
種をまいたら、鳥に食べられないように守る。
芽がいくつも出れば、元気な一本を残して間引く。
除草剤を使わないため、草が伸びれば取り除く。
学生たちが見た黄色い景色の向こうには、花が咲くまで育ててきた農家の皆さんの仕事があります。

一つの花に、種はいくつ?
説明の途中では、実際にひまわりから採れた種を見せてもらいました。
ここで学生たちにクイズです。
「一つのひまわりから、種はいくつ採れるでしょう?」
見せてもらった一つの花から採れた種を、実際に数えてみたところ――1,555個あったそうです。
花が終わると、たくさんの種をつけるひまわり。
その種を収穫して乾燥させ、ごみなどを取り除き、今度はオイルづくりへと進みます。
種から、金色のオイルへ
施設では、ひまわりの種がオイルになるまでの工程を見学しました。
種を焙煎すると、香ばしいナッツのような香りが生まれます。
そこから油を搾り、濾過などの工程を重ねていくと、きれいな金色のひまわりオイルに。
最後の瓶詰めも、人の手で行われています。
畑で咲いていたひまわりが、種になり、油になる。
畑と工場の両方を見たことで、学生たちにもそのつながりがよく伝わったようです。


搾ったあとも、まだ続く
さらに興味深いのは、油を搾ったあとのこと。
残った搾りかすも捨てるのではなく、家畜の飼料や、畑の肥料などとして活用されています。
花を楽しむ。
種を収穫する。
油をつくる。
そして、搾ったあとも生かしていく。
ひまわりは、咲いて終わりではありません。
一方で、栽培する農家の高齢化や、鳥による種の食害など、ひまわりづくりを続けていく難しさも教えてもらいました。
夏になると何気なく眺めている、まんのう町のひまわり畑。
その先をたどってみると、そこには、地域で育て、つくり、次へつないでいく人たちの仕事がありました。




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