ホームステイで出会った「いつもの日本」
更新日:6 日前

台湾・屏東大学の学生たちは、まんのう町での滞在中、町内のご家庭でホームステイをしました。
一緒に食卓を囲んだり、スーパーへ買い物に行ったり、田んぼのそばを散歩したり。
私たちにとっては何気ない日常ですが、学生たちにとっては、その一つひとつが心に残る「日本での暮らし」になったようです。
「アニメで見た日本の朝ごはん」
特に印象に残ったというのが、ホストファミリーの家で食べた料理です。
台湾でも日本食は身近で、学生の中には屏東のスシローや吉野家によく行くという人もいました。
それでも、日本の家庭で食べる料理は、知っていた日本食とはずいぶん違って感じられたそうです。
「卵焼きがほんのり甘かった。台湾でも絶対自分で作ってみる」
「味噌汁が信じられないくらいおいしかった。いろいろな野菜が入っていた」
そんな感想も聞かれました。
そして朝、食卓に並んだのは、ご飯や味噌汁、おかずが並ぶ日本の朝食。
学生からは、「アニメで見たような日本の朝ごはんが出てきて、うれしかった」という声もありました。
私たちにはいつものごはんでも、台湾で日本のアニメを見てきた学生にとっては、画面の中で見ていた日本の暮らしを実際に体験する瞬間だったのかもしれません。
納豆や卵かけごはんに挑戦した学生もいました。
(※台湾では生卵を食べる文化はありません)
台湾でよく知っていると思っていた「日本食」も、実際に家庭の食卓を囲んでみると、「知っているものとは全然違う」。
味だけでなく、どんな料理をどんなふうに食べているのか。日本の家庭に入ったからこそ知ることのできた食文化がありました。

スーパーも、田んぼ道も
ホームステイで心に残ったのは、食事だけではありません。
ホストファミリーと一緒に、町の人たちが利用する温泉へ行ったり、田んぼの広がる道を散歩したり、スーパーへ買い物に出かけたり。
どれも、有名な観光地を訪れるような体験ではありません。
けれど学生たちは、こうした時間を振り返って、「こんなことができて幸せだった」と話してくれました。
スーパーへ行くことも、田んぼのそばを歩くことも、ここで暮らしていればごく普通のこと。
だからこそ、ホストファミリーと同じように過ごす中で、観光ではなかなか見えてこない、まんのう町の暮らしに触れてもらえたのだと思います。

特別ではない時間が、思い出に
交流を終えた学生たちからは、
「家族が温かく迎えてくれた」
「家庭の料理が本当においしかった」
「日本の文化や生活をいろいろ教えてもらった」
と、ホストファミリーへの感謝の言葉が聞かれました。
実は、この交流で学生たちが毎年何よりも楽しみにしているのが、ホームステイなのだそうです。
海外から学生を迎えるとなると、「何か特別なことをしなければ」と思うかもしれません。
でも、学生たちが楽しんでいたのは、一緒に食卓を囲んだり、買い物に出かけたり、近所を散歩したりする時間。
私たちにとっては何気ないいつもの暮らしも、学生たちにとっては、かけがえのない思い出になったようです。




コメント